オーディオ・業務用の最先端、高額買取なTEAC / ESOTERIC(ティアック/エソテリック)|オーディオ買取はエコストアレコードオーディオ買取センターへ!|世界基準の高価買取

オーディオ買取についてのコラム | オーディオ・業務用の最先端、高額買取なTEAC / ESOTERIC(ティアック/エソテリック)

オーディオ買取についてのコラム | オーディオ・業務用の最先端、高額買取なTEAC / ESOTERIC(ティアック/エソテリック)

オーディオ・業務用の最先端、高額買取なTEAC / ESOTERIC(ティアック/エソテリック)

2023/06/15

TEAC(ティアック)、TASCAM(タスカム)、ESOTERIC(エソテリック)と、録音業務の世界からリスニング用高級オーディオまで、3つのブランドを持ち、中古買取でも高価品が多いオーディオメーカー、TEAC。
音楽が好きで、音楽を聴く方も、音楽を作る方も、このうちいずれかのブランド名を1つは耳にしたことがあるのではないでしょうか。さらには音響機器関連のみならず、医療用の記録機器やその他航空機や鉄道などの制御・各データ記録機器に至るまで非常に幅広い分野で最先端を行く、日本が誇る電子機器メーカーでもあります。
なんと今年は前身の時代から数えてちょうど70周年という、とても長い歴史を持つTEAC。一体どんなメーカーなのか、今回はオーディオ向けのTEACブランドとESOTERICブランドの2方面についてご紹介しましょう。

 

録音も再生も、TEAC/ESOTERICの歴史

今からちょうど70年前、終戦後の1953年に谷勝馬氏と弟の谷鞆馬氏が前身である東京テレビ音響株式会社を設立したところが始まりです。谷勝馬氏は戦時中は日本電気音響株式会社(後のDENON)に勤務しており、あの玉音放送に使われた円盤録音機の開発にも携わっていたそうです。
そこから姉妹会社となる東京電気音響株式会社 (Tokyo Electro-Acoustic Company)を設立し、1957年にオープンリールデッキTD-102の試作モデルが完成、これに目を付けたアメリカのラファイエット・ラジオ社から注文が入ったことにより海外進出の第1歩となり、さらにはフィルコ社で技師をしていたプレッシュ氏の後押しにより次々と海外へ出荷されました。当時、アメリカで権威ある消費者雑誌「コンシュマーズ・リポート」において、代表的なオーディオ製品17機種をテストされた際、なんとTD-102が5位にランクイン、当時決して大きくない生産規模での供給を求められてしまっていたものの、 『どんな苦境にあっても、技術的に優れたものをつくっていれば、必ず認められる』という確信を一段と強め、それがTEACの『世界最高の製品を生産し、それを供給することにTEACの存在意義がある』というバックボーンになりました。

強まる需要から生産体制、設備の拡充を行いながら発展を遂げる中、1962年に東京テレビ音響株式会社は、社名をティアックオーディオ株式会社へ、東京電気音響株式会社は、社名をティアック株式会社へと改称します。その2年後に合併し新たにティアック株式会社として発足します。時は1964年、東京オリンピック開催の年。そこで使用された世界初のスローモーションVTRも他社と共同でTEACが作り上げたものでした。

また、1960年代にレコードだけでなく音楽テープを楽しんだり、FM放送を一般家庭でもより良い音で録音することが次第にブームとなり、TEACのオープンリールテープデッキが注目を集めました。その後、一般向けにも幾多のオープンリールの名機が生み出され、テープデッキメーカーとしての地位を確固たるものとしました。

その勢いは止まることなく発展を続け、始まりから20年あまりでアメリカ、オランダ、香港、西ドイツに現地法人を設立。1970年代も優れた製品を発信し続け、1977年、かの有名なSTAR WARSの第一作目での録音にTASCAMブランドの8トラックオープンリールレコーダーTASCAM 80-8が使用されたり、その他弊社エコストアレコードでも馴染みのある70年代の伝説的ロックバンドのBostonやKansas等のヒットレコードも同じくTASCAM 80-8で録音されていたりと、録音の歴史にも重要な役割を担っていました。

録音の世界でも再生の世界でもオーディオテクノロジーへの挑戦を続けるTEACに、1987年高級オーディオ市場に向けESOTERICブランドが誕生します。当時音楽媒体が1982年に登場したCDへと世界的に移行していく中、テープの世界で名を馳せた分やや遅れて1985年にTEACブランドでもCDプレーヤーの世界へ進出、そしてESOTERICブランドでも第1号機としてCDトランスポートのP-1とDAコンバーターのD-1を発売。こちらは高級オーディオを知らない方にはあまり馴染みのない機器にもなりますが、CDから取り出したデータをデジタル信号のまま出力する機器と、それを受け取りアナログ信号に変換する機器のセパレート型のCD再生機器になります。当機のCD再生メカニズムは、当時非常に優れたものであり、その後国内のみならず海外のハイエンドメーカー製品にも採用されていくこととなります。

その後もTEAC、ESOTERICそれぞれ最先端の技術を駆使しながら新製品を次々と発表し、今日でも日本で有数のオーディオメーカーとしてさらなる発展を遂げています。

 

TEACとESOTERIC、異なるベクトルとその特徴

『ミュージシャンの演奏やエンジニアの意図を忠実に録音し、そのままリスナーの耳に鮮明に届けたい』
これがTEAC公式サイトにある彼らの思いです。

一般的なホームオーディオメーカーと違い、同社にて録音を行うための機器も長年手掛けているからこそ、その音源に対する忠実さが一つの特徴といえるでしょう。それもあってか、勿論アンプやDAC等の製品も多くありますが、各種音楽媒体のプレーヤーの分野で人気商品が多くあります。
また、現行商品で言うならば、TEACのホームオーディオ向け製品はコンパクトでコストパフォーマンスに優れたものが多く、スペースの確保が昔より難しい現代のニーズに合ったプロダクトを多く展開しています。

一方ESOTERICでは、精巧かつ大型な機器も多く、妥協のないリスニング環境づくりのための製品が展開されています。重量級肉厚削り出しのエンクロージャーから内部の素子の自社開発、またそれらの回路の配置、筐体のセパレートや機器の組み合わせに至るまで、正確なオーディオ信号を送り出すことへのこだわりが見て取れる製品群も特徴の一つと言えるでしょう。
ESOTERIC製品の出音も正確さとみずみずしさが評価される事が見受けられますが、それ故に相性によっては音源のいいところも悪いところも見えてしまうモニターライクな部分もあり、好みはある程度分かれるところです。しかしながら非常に洗練された高級感あふれる見た目は、それだけでも人々を惹き付けるものがあります。

 

買取でも人気、高額多数のTEAC/ESOTERICの代表機種

 

TN-5BB(TEAC)

人工大理石 / 和紙 / MDFの異素材を組み合わせたハイブリッドシャーシに、SAEC製ナイフエッジベアリングトーンアーム、カートリッジにOrtofon製2m Redが標準搭載された、オーディオ的にはエントリーモデルの価格帯ながら拘りとコストパフォーマンスが詰まったレコードプレーヤー。

こちらTN-5BBをエコストアレコードでは最大¥50,000-買取しています。

 

Grandioso C1(ESOTERIC)

イタリア語で「壮大な、堂々たる」を意味する名を冠するESOTERICのフラッグシップシリーズ、Grandiosoの重量級コントロールアンプ。

こちらのGrandioso C1をエコストアレコードでは最大¥900,000-買取としています。
※本体と電源部との2筐体セット商品となります。また、電源部との専用接続ケーブルも必須とさせていただきます。

 

TEAC/ESOTERIC 高価買取のために注意したい点

まず、TEAC製品での買取検討がとても多いのがオープンリールやカセットデッキの買取。
今となっては決して主流ではない記録媒体であり、しかしながら一部のマニアによって脈々と受け継がれているオーディオ機器の一つでありますが、その実これらの機器はかなり繊細。お客様自身でなく、故人の方が使用していてお客様自身は全くこの扱いが判らない、といったケースも多く見かけますが、その多くが倉庫などに一時的に移動・保管される際に衝撃やぶつかった際に壊れてしまったり、放置した環境が悪く、何も触れていないうちに動作しなくなってしまっていた、ということも珍しくありません。

しかしながら、未だカセットデッキやオープンリールにも、今現在も一部の根強いファンが存在することもまた事実。なるべく綺麗な外見、動作するような状態でいち早く問い合わせるのが高価買取の一番のポイントです。
勿論磁気テープ系の機器だけではなく、CDプレーヤーやレコードプレーヤー、アンプなども同様です。

またESOTERIC製品になるとより現代の製品として精密で、扱いも注意する必要があるのは勿論、その拘り抜かれた削り出しの筐体により、非常に重量が重く、またサイズ自体も大きい製品が多くなっています。無理に動かそうとしてお客様自身が怪我をしてしまったり、また美しい外見に傷をつけてしまい、中古買取での価値を下げてしまったりとなる前に、なるべく早く専門の買取業者に問い合わせ、買取方法について相談してみると良いでしょう。

 

 

いかがでしたでしょうか。プロ用の録音からホームユースの再生まで、日本、そして世界の音楽の歴史を支えてきたTEACと、そこから派生したESOTERIC。
エコストアレコードでそんな素晴らしい製品群をこの先へ語り継いでゆく手助けとなれれば幸いです。

 

 

弊社オーディオの高価買取リストはこちら↓

 

その他弊社買取コラムはこちら↓